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第2回舞洲へのアクセス実態調査~学生舞洲プロジェクト

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学生舞洲プロジェクト:後列左から清川航己(立命館大学3回)大平航暉(大阪市立大学3回)與語一樹(大阪市立大学3回)田渕真羽(大阪市立大学1回)小林香穂(大阪市立大学3回)前列左から湯原歩乃美(大阪市立大学1回)内山若葉(関西学院大学3回)

 

2019年12月15日(日)、B1リーグ大阪エヴェッサvs.千葉ジェッツの試合が行われたおおきにアリーナ舞洲にて、学生舞洲プロジェクトが2回目となるアクセス実態調査を行いました。この日の試合は「大阪冬の陣」と銘打って、同じ舞洲に本拠地を構えるオリックス・バファローズとのコラボレーション企画を行うなど、様々なイベントが模様されていました。
この日は人気選手の所属する千葉ジェッツが相手ということもあり、6,472名という大勢の観客がアリーナに詰め掛けました。アクセス調査をするには、最適な環境でした。

 

 

この日も学生舞洲プロジェクトのメンバーは、来場者にアンケートの配布を行いました。配布枚数は前回調査時を5割近く上回る3,060枚。アンケート用紙に記載されたURLからアクセスし、インターネット上で回答していただく形式でしたが、回答数は529件でした。回収率が前回調査に及ばなかったことについて、学生舞洲プロジェクト代表を務める大平航暉くん(大阪市立大学3年生)は以下のように分析していました。

 

 

「前回の調査では、大阪エヴェッサさんのご協力をいただき、回答者にタオルマフラーのプレゼントを行いましたが、今回はそうしたインセンティブをつけなかったためだと思われます。それでも試合前の慌ただしい時間の中で15%以上の回収をいただけたことは、良かったと思っています」

今回の調査の中で注目すべきは、学生舞洲プロジェクトからの提案的な質問でした。それは「シャトルバスがあれば利用するか?」というものですが、これについては回答者の多くが「利用したい」と答えていました。

現在、公共交通機関を利用しての舞洲へのアクセス方法としては、JR桜島線・桜島駅からのバス、大阪メトロ・コスモスクエア駅からの北港観光バス利用が主流です。他にJR大阪環状線・西九条駅からのバスもありますが、距離・時間を考えると、圧倒的に前者に利用は集中しています。これによる混雑を緩和するためにも、大阪市内の主要ターミナル駅からのシャトルバスが有効なのではないかと考えたそうです。

 

「発着場所の希望としては、やはり梅田(JR大阪駅)周辺が最も人気でした。複数回答で質問したのですが、ここを選んだ方は、全体の78.9%と圧倒的な数字でした。次いで多かったのは、なんば駅周辺で、こちらも68%の方が希望されていました」(大平くん)

 

 

当然かもしれませんが、舞洲を訪れる方の多くはキタかミナミを経由することが多いため、その中心地である梅田となんばに人気が集中したようです。

 

さらにシャトルバスについては、価格についても質問していました。6割以上の方が無料を希望したのは当然かもしれませんが、注目したいのは1割以上の方が有料であっても利用したいと答えたことです。この数字から類推する限り、実際にシャトルバスが運行された場合、有料であっても利用希望者は多い可能性がうかがえました。

 

「料金については、ワンコイン(500円)以内というのが、一つの目安になっているように感じました。大阪から桜島までの運賃と桜島からのバス運賃の合計よりは少々高くなりますが、利便性との引き換えでとらえていただけるように感じます」

 

今後、学生舞洲プロジェクトではアクセス方法の提案だけではなく、混雑を分散することも提案していきたいという意向を持っています。

 

「舞洲にはバーベキューなど、余暇として楽しむことのできる場所が多くあります。しかし、多くの方がそうした場所の存在や利用方法などを知らないというのも事実です。ですので、そうした場所とのコラボレーションで、試合前後のイベントとして組み入れることができれば、満足度の向上にもつながり、混雑の緩和にも役立つのではないかと考えています」(大平くん)

 

この日、大阪エヴェッサの試合を観戦に訪れた人の多くは、自家用車での来場だった。学生舞洲プロジェクトの調査によれば、駐車場も会場である「おおきにアリーナ舞洲」に近いところから埋まっていく傾向にあり、試合終了直後は駐車場出口が混雑していたといいます。それに伴う道路の混雑は、公共交通機関の遅れにも直結します。この循環を断ち切る上でも、試合前後にイベントを組み込み、ピークをずらすのは有効な手段と言えそうです。

 

今後も学生舞洲プロジェクトでは、こうした調査や提案を軸に、舞洲の活性化に取り組んでいきたいとしています。

 


 

学生舞洲プロジェクトでは、一緒に活動できる仲間を募集しています。応募資格は大学生であること。活動は月に2回程度、大阪市内でのミーティングが中心となります。興味のある大学生は舞洲プロジェクトまでメールでお問い合わせください。特に大学1回生、2回生の方の参加をお待ちしています。


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